北海道WEBサイトに高齢者が高齢者を介護する
老老介護実態調査結果という情報が掲載されています。
老老介護とは、高齢者が高齢者を介護または看護せざるを得ない状況を指し、高齢化した日本では珍しいことではないでしょう。
親子、夫婦など状況はさまざまでしょうが、このような老老介護のケースでは介護疲れから事件に発展したり共倒れしたりすることが懸念されます。
北海道が公表している調査結果に目を向けると、まずその調査の母数が気になります。
「道内の地域包括支援センター、北海道認知症の人を支える家族の会及び北海道デイサービスセンター協議会が対象世帯を選定の上、調査票を対象世帯へ配付し、郵送により調査票を回収。」
とあり、アンケートの有効回答数がなんと28.4%です。
この28.4%にあたる1000件強のアンケート結果から介護者と被介護者や世帯についての概要について報告を進めていますが、残りの70%の方はどういった環境の方々なのでしょう?
介護している理由は、80%の人が自分しかいないという理由になっています。
詳しい報告書は北海道のWEBサイトよりダウンロードして閲覧することが可能です。
高齢者が高齢者を介護する老老介護実態調査結果の概要(PDF)
高齢者が高齢者を介護する老老介護実態調査結果(PDF)
こういった調査がどれくらいの信憑性を持つのかわかりませんが、現状の一端をあるいは多くを反映しているでしょう。
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