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中沢教授の「遺品整理」ブログ

Archive for the ‘介護’ Category

自宅で最期を・・ 千歳市で看取り士~柴田久美子さんの公演

火曜日, 6月 18th, 2013
お久しぶりの中沢です。

本日6月18日、千歳市ベルクラシックリアンにて行われました、花育家森直子さんと、看取り士 柴田久美子さんのトークショー「あなたはどこで 死 を迎えたいですか? 誰に側にいてほしいですか? “看取る人の想い、看取られる人の想い”」を拝聴してまいりました。

なごみの里の理念や活動などはリンク先を参照してください。

看取り士の柴田さんの話は興味深く、われわれ遺品整理業者とはまったく反対にいる方のようですが、根底には孤立死(孤独死)・無縁化・少子化への警鐘や日本古来のよき風習・文化などへの深い理解と敬意があることを感じました。

私がこの遺品整理という仕事にかかわっている理由のひとつは過去にも書いたことがありましたが、凄惨だったり、孤独だったり、不幸な最期を迎えた方のご遺品にかかわる機会も多く、自身の親も不幸な最期だったことから、こんな幸せな最期を迎えられる方もいるのだと関心いたしました。とても新鮮でした。

そして、ショーが終わり忙しそうな柴田さんに自分の仕事などを説明し、ひとつだけ質問させていただきました。

「片付けが進んで、お客様の中には思い出や感情から涙される方もいらっしゃいます。実は、このときかける言葉がなかなか無いのです。どんな言葉をかけてあげるのがよいのでしょうか?」と・・・

柴田さんは「苦労をねぎらう簡単な言葉でいいんですよ。大変でしたね とか お疲れではないですか?とか」といやな顔ひとつせずに応えてくれました。

考えればわかりそうなものですが、飾ったりうまい言い回しである必要などなく、そこに思いがあればそれでよいのですね。

美しいことだけではない、人の死に近い場所で働いている自分の感覚が麻痺してしまっているのか、自分の心が貧しくなっているのか、我ながら反省・・・・と、こんな優しい柴田さんに感謝の日でした。

孤独死の責任問題 釧路市の事例

日曜日, 1月 16th, 2011
【釧路】訪問介護サービスを受けていた釧路市内の男性(71)が昨年1月、独り暮らしの自宅で死亡したのは介護事業者と包括支援センターの不手際が原因だとして、男性の遺族が約2700万円の損害賠償を求める訴えを釧路地裁に起こした。第1回口頭弁論が12月15日に行われる。

 被告は訪問介護サービスを担当していた社会福祉法人釧路啓生会と、釧路市から釧路市西部地域包括支援センターの委託を受けている医療法人豊慈会で、提訴は9月21日付。

 訴状によると男性は要支援1で持病もあり、昨年1月26日、訪ねてきた啓生会の職員に体調が悪化したことを伝えたが、職員は翌27日の訪問時、男性宅が施錠され応答がなかったのを不在と判断。連絡を受けた同センターもその日は男性宅に電話するにとどまり、28日になって同センター職員と警察官が男性宅に入り、死亡しているのを発見したという。

 検視の結果、死因は急性心臓病で死亡推定時刻は28日午前4時と判明。原告側は、応答がないのは症状の悪化だと予見できたのに、両法人とも医療機関への通報や緊急連絡先への連絡を怠ったと主張している。被告の両法人は「弁護士に一任している」としている。

少し前の北海道新聞の記事です。

職員の判断はそれまでの経緯や要介護者の過去の行動から導き出されているのかと思いますが、前日のやり取りもありますし、微妙か・・・ひょっとすると少し軽率な一面もあったのかと。

判断が難しいでしょうね。

裁判の結果は調べていませんが、訴訟を起こされてしまう・起こす風潮は、アメリカ的で個人的になんだかイヤな感じです。

釧路市という同じ北海道内の出来事ですが、考えさせられますね。